【目視検査/外観検査の補助】マークチューブ/電線色などの誤実装、不良流出を防止するためのハーネス検査

ハーネス不良

マークチューブや電線色の誤りのリスク

マークチューブや電線色の間違いがある状態であっても、配線が正しければ電気的なエラーはありません。しかし、マークチューブや電線色には意味があります。配線作業や、後工程での確認を助ける重要な情報です。これらに誤りがあれば、作業ミスを誘発し、デバイスへの誤接続につながります。結果的に重大な事故につながり非常に危険です。



マークチューブや電線の誤りによるハーネス不良 ハーネスケーブルにおける電線色やマークチューブの役割例 ハーネスケーブル製造ではマークチューブや電線は手作業で選定される

マークチューブや電線色の誤実装、流出を防止するハーネス検査

マークチューブや電線は人の手で選定され、取り付けがされるため、間違いが発生しやすいです。これを防止する試験はなんでしょうか?
判定に、画像検査、カラーチェッカーを利用する方法があります。しかし、環境構築の労力、照度調整の難しさ、膨大な判例の用意など、ハードルがあります。 また、それであっても複雑な対象物では誤判定の可能性があり、課題を抱えているのが現状です。
ハーネス検査器で実施可能な検査は、電気的な検査です。色や文字を識別する光学的な検査ではありません。ただ、電気的な検査を利用して、目視検査の補助とすることは可能です。
サーチ試験では、マークチューブや電線色の情報をピン番号と同時に表示することができます。設定した情報通りにタッチし導通を確認することで、間違いを防止できます。 もし誤りがあれば、サーチ試験を完了することはできません。NG品とし、被検査物を再度ご確認ください。

画像検査にてマークチューブや電線色を判定することの難しさ 目視検査、外観検査をハーネス検査器が補助 検査器の指示通りにタッチすることで効率的に目視検査と外観検査

ワイヤーハーネスの製造は、その複雑性からまだまだ人の手による作業が多いです。 サーチ試験はほとんどのハーネス検査器に備わっている機能です。
より高品質な製品の実現に、ナックコーポレーションのハーネス検査器を、是非ご利用ください。