【業種別9】タッチパネル/ベアボードの電気的試験について

検査・試験の考え方, 業種別検査紹介

タッチパネル/ベアボードの電気的試験について

タッチパネル/ベアボードの電気的試験について

1.概要

私たちが触れるスマートフォンやタブレットなど、様々なタッチパネル。
電気的な変化を検知し、タッチされたことを認識しています。
パターン印刷で製造されるベアボードや、タッチパネルの導通検査は、
ハーネス検査器を応用し、効率的に実現することができます。

2.ハーネス検査器でタッチパネルやベアボードを検査

ハーネス検査器は、多ポイントを高速で試験することが得意です。
そのメリットを、ベアボードや、タッチパネルの試験に活かすことできます。
専用のチェッカーよりも、かなり安価に検査実現可能です。

3.タッチパネルの方式と試験

例として、抵抗膜方式をご紹介いたします。
導電性パターンが印刷された電極膜2枚からなるタッチパネルで、タッチによって膜がショートし、それを検知し機能します。
電気的な試験として、膜の配線や抵抗値、絶縁抵抗値を測定/判定する必要があります。
末端にショートバーをあて抵抗値測定を行い、ショートバーを離した後に絶縁試験を行います。
抵抗膜方式以外の電気的検査も実現可能です。

4.ベアボードの電気的試験

ベアボードは、部品実装のないプリント基板です。 導電性パターンに電気的エラーがないかを、チェックする必要があります。 末端にてピンプローブ治具などで導通させ、試験します。 導通抵抗値は1Ω以下、非導通は1MΩ以上などの要求が多く、クリアする必要があります。 ハーネス検査器では、0.01Ωレベルの低い抵抗、2000MΩレベルの絶縁抵抗値の測定も可能です。

5.タッチパネル、ベアボードに最適な検査器やカスタマイズ

タッチパネル、ベアボードの電気的試験には、ハーネスマルチテスタNMG+シリーズが最適です。
要求試験項目全てが実施可能です。
必要に応じて、運用カスタマイズを行うことで、スムーズな検査を実現します。
ショートバー脱着のタイミングなどを試験内に設けたり、
PLCとの連携を可能とする通信カスタマイズなど、様々な実績がございます。
厳しい試験に対応した検査スペックのカスタマイズも可能です。

タッチパネル、ベアボードの導通検査に、多くの実績がございます。
品質の高い、効率的な検査はナックコーポレーションにご相談ください。